世界にもおいしいラーメン屋はたくさんある 今や日本人の国民食と言っても過言ではない「ラーメン」が海外でも最近流行り始めている。 「海外でラーメン??」と思う方も多いかもしれない。 しかし、実はすでに「Ramen」として英語にもなりつつあって、海外の大きな都市には必ずと言っていい程ラーメン屋があるくらいメジャーな食べ物になってきている。 ここではまず、これまでの旅で出会った行列のできる世界のラーメン屋を紹介する。 山頭火(カナダ、バンクーバー) 一風堂(アメリカ、ニューヨーク) 夢を語れ(アメリカ、ボストン) あすか(ブラジル、サンパウロ) ラーメン和(ブラジル、サンパウロ) なりたけ(フランス、パリ) こころ(ドイツ、ベルリン) あと、行列はできないにしても繁盛していて個人的に好きだったところも。 一点張(イギリス、ロンドン) めずらしく塩ラーメンがおいしかった。 SASUKE(イギリス、ロンドン) この旅の中で唯一つけめんでおいしいと思ったお店。 誠(ドイツ、ベルリン) TOKUSHOYUが本当においしかった。 今思い出すだけでもまた行きたくなるお店ばかり。 では、ここでちょっと自分なりの分析を。 これら海外で人気のあるラーメン屋には特徴が5つがあると思われる。 ①日本人経営 日本の支店として、もしくは独立店としてお店を構えるなど形態は様々だが、日本人がトップとして営業している。 ②ラーメン専門店 ラーメンを置いている日本食レストランは世界中で数知れないが、「ラーメン専門店」としてお客を掴んでいる。(※上記ラーメン屋のうち、誠を除く。) つまりはラーメンの魅力でお客を掴んでいる。 ③お客は現地人が8割前後 これはあくまで私の実感値。外国人がわざわざ行列を作って順番待ちをして、さらに箸を上手に使って食べている様子は驚きだ。 ④北米・ヨーロッパでの価格は日本の1.5倍~2.5倍 定番のラーメンで約900円~が相場。 ヨーロッパの一風堂で食べた際はチップも含めて約2,000円くらい。 そこに行列ができるのだからすごい。 ⑤人気のスープはとんこつとみそ 一番人気はとんこつで次がみそという印象である。 ただ、ボストンの夢を語れのような二郎インスパイア系のこってりでがっつりなラーメンも意外と人気で驚きである。 塩も醤油も嫌いというわけではなく、ただとんこつやみそに比べて味のインパクトに欠けていて、あまり目立っていない感じがする。 つけめんはほとんど普及しておらず、外国人が食べている姿はほとんど見かけない。 寿司や刺身に比べて「材料調達や調理方法で手間もかかるが、外人でもわかるレベルで味に差が出やすい」からこそ、日本人以外が真似をして人気店を作り上げるのは現状難しいそうだ。 だからこそ、価格帯を高めに設定してもお客はわざわざ来る。 まだまだラーメン屋同士の激しい競争になるほどライバルはおらず、自分のお店で「ラーメンファン」を増やせば、他に流れることもなくそのまま「自分のお店の常連客」になっていく。 自分がラーメン好きだからというのも多々あると思うが、海外におけるラーメンはまだまだ伸びる余地を感じる。 ヨーロッパ ラーメン 北米 南米 文化を作る 日本文化 日本食 2015-01-10 yohei Share ! tweet