旅の魅力とは

それでは「旅に出よう!」の連載を始めたいと思います。

旅の魅力

 

そもそも僕はなぜ旅をしているのか。

詳しくはブログにも書いているが、シンプルに「鼓動を感じたい」から。

だって一度きりの人生、ドキドキワクワクして過ごしたいじゃん。
毎日が生きているなと実感できる状態ってよくない?
ただ、それだけ。

旅にはその要素がたくさん詰まっている。

毎日違う景色を見て、言葉も文化も生活スタイルも違う今まで会ったことのないような人々に囲まれ、歩いたことのない道をただ歩く。

喜び、悲しみ、怒り、興奮、不安、戸惑い、、、
様々な感情が交錯し、思考することを促す。

人によってはそれがストレスになるのかもしれないが、僕にとっては自分の存在を教えてくれる大事な要素になっている。

 

僕は元々の性格が怠け者で、「とにかく楽をしたい」、「できれば問題からは目をそらしたい」、「嫌なことはしたくない」という趣向があると思う。
おそらく何でもできる人が近くにいたら、僕は何もしないだろう。
完璧な女性と結婚したら、全く動かない旦那になるのは目に見えている(笑)

 

そんな性格でも、旅に出るとがらりと変われる。

旅は自分でどこに行くか、何をするか決めなければいけない。目的を達成するためにどうするか毎日考えないといけない。

もちろん、有限な時間とお金をどう使うか決めないといけない。
選択肢が複数あって決められない状況でも、何か基準を決めないといけない。

 

ある意味、「決めなければいけないこと」がこれでもかと詰まっている。

「決める」ということは「何かを失うこと」であり、その天秤を常に揺らし続けるのが旅だ。

その時、心がワクワクドキドキするのを感じる。

 

それって魅力なのか?と思う人もいるかもしれない。

確かに天秤を揺らさずに平衡を保ち続けて、安定した人生にすばらしさを見出す人も多いかもしれない。

 

でも僕にとってはそれは「怠け者の自分に戻ること」であり、そんな自分は「嫌」なのである。

自分の人生を常に天秤にかけながら自分で「決断」することに「生きている」と実感する。

 

よく誰かが言う。

「難のない人生は無難な人生、難の有る人生は有難い人生」

 

僕は難の有る人生を選択する。

 

だからこれからも旅を続ける。