インドのバンガロールにある日本人向けシェアハウスIndeeds House

 

今アジアで大注目の都市、それがインドのバンガロールである。

近年アジアのシリコンバレーと呼ばれ、名だたる外資系IT企業が相次いで進出、さらに多くのスタートアップ企業も集まり、目覚ましい発展を遂げている。

バンガロールの街並み
(写真:wikipediaより引用)

 

ご存知の方も多いだろうが、IT分野でのインド人の勢いは現在世界を席巻している。

アメリカのシリコンバレーではスタートアップの4分の1がインド人と言われ、最近ではインドの最高峰インド工科大学の生徒が新卒採用で1,000万円以上の年収を提示されているというニュースが話題になるなど、その優秀さに世界が注目している。

 

一方で、、

インド人の活躍で注目を浴びるインドのIT業界だが、日本人の存在感は現状ほぼないに等しい。

バンガロールにはソニーや東芝、NECなどの大手IT系企業は進出している。しかし、数多くのスタートアップが起こり始める中、日本人が個人として活躍する状況は全く見られない。

あるIT関係の事業家であるインド人に聞くと、「バンガロールでは様々な勉強会やカンファレンスがあるので多くの外国人とも知り合ってきたが、日本人には一人も会ったことがない。」という。

はたして、日本人はいないのか?

 

そんな中、ふとした縁でバンガロールにある日本の若者達が集まるシェアハウスを見つけた。

インドという厳しい環境下で、大志を抱いて挑戦する若者達がいたのでここではぜひ紹介したい。

 

シェアハウスIndeeds House

Indeeds Houseホームページ

【設立の経緯】

2014年に始まったシェアハウス。「バンガロールに日本人100人を誘致する」という想いのもと現役大学生が中心となって設立した。
設立にあたってはクラウドファンディングによる資金調達も成功させている。

Indeeds House クラウドファンディング

【どんな人が住んでいるのか?】

ほぼ全員がIT留学やIT企業のインターン生としてITを学ぶ「これからの若者」である。全員が20代で、半年~1年程度の短中期滞在となる。

Indeeds Houseの住人

【Indeeds Houseをおすすめできる5つの理由】

  • 情報が集まる!

    入居者それぞれの方向性は違っても同じITを学ぶ者同士が集まっているため、情報が集まりやすい。どこでどのようなMeetup(勉強会)が行われているのかすぐに知れたり、お互いのアイディアを交換したりできる。

    Meet upの様子

 

  • 住環境が整っている!

    他の国に住むよりも何倍も苦労する国がインドである。実際に来てみればわかるが、日本人が苦手とする要素がこれでもかと詰まっている。
    そんな中で、ある程度安心できて快適に過ごせる場所を持つことは生活していく上で大変重要になる。現在は男性6名で使用しているが、共有部分の整理整頓はかなりできていて、管理人を中心にお互い配慮し合いながらも楽しく過ごす空間がそこにはあった。キッチン、冷蔵庫、シャワー、トイレなど基本的な設備は共有で、一部の食料(米、水など)は家賃の中から共同で購入し、自由に利用できるようになっている。

    Indeeds House

 

  • 立地の良さ!

    周辺の治安はかなり良いそうで、0時近くでも人通りのある道であれば出歩いても危険はないという。多くのローカルレストランや外資系飲食店が並ぶ街の中心エリアで、徒歩圏内で必要な物は全て揃えられるという。
    メトロの駅から5分以内というのもいい。現在はまだ一部区間のみの運行だが、近年中には大幅に範囲が拡がる予定で、今後さらに利便性が上がるとみられる。

 

  • 良好なwifiが利用できる!

    インターネット環境の悪さをインドに来れば思い知らされるだろう。IT都市と呼ばれるバンガロールでさえ、満足なインターネット環境を手に入れるには高級ホテル等に行かなくてはいけない。また、個人で一から契約するとなるとかなりの手間と時間もかかるので、負担も大きい。
    それがすでに高速のインターネットが常備されているというのは特にIT関係者なら重要になるだろう。

 

  • 意識の高い若い日本人が集まる!

    学ぶ意欲の高いメンバーが集まっているので、多くの刺激をもらえるだろう。ここでのIT留学を経て、起業を考える人やアメリカのシリコンバレーに行くという人もいる。
    基本的に群がらずに各自勉強に集中していて、「パソコンが一番の友達!」と言うくらいだ。
    厳しい環境であるインドで、お互いに助け合いつつも高めあえる環境があるというのは貴重だ。

    Indeeds House

 

いかがでしたでしょうか。

 

もちろんここはインドなので、安心できる住居があるとは言っても厳しい環境が待ち受けている。
しかし、それを踏まえても「ITを効率的に安く学べる」、「世界の最新トレンドに触れられる」、「世界中の人と繋がれる」ここバンガロールは大きな可能性を秘めていて魅力的だ。
そして、そこに支え合える仲間が近くにいるというのは頼もしい限り。

 

インドで活躍する若者が一人でも多く現れてくれることを願うばかりだ。

コメントする

お気軽にコメントください。 その際、NameとEmailのご記入をお願いいたします(Emailは掲載されませんのでご安心ください) *

*